コーヒー好き約2000名を対象に、家庭でのコーヒーの消費動向を独自に調査いたしましたので、調査結果を公開いたします。
昨年春先から続くコロナ禍においてコーヒーは、おうち時間を楽しむコンテンツとして多くの方に親しまれています。2020年2月にローンチしたPostCoffeeも、ローンチ直後に広がった新型コロナウイルスの影響も受け、急激に会員数が増加しました。そのような状況を受け、家庭でのコーヒーの消費動向の変化を調査いたしました。
調査結果サマリー
- 1週間のうちコーヒーを「毎日飲む」と回答した人が69.1%。
- コロナ禍以降、36.1%の人がコーヒーの消費量が増加し、61.2%の人が消費量は変わらないと回答。
- コーヒーを買うときには「豆のまま」「粉」の回答が84.3%を占める。
- 70.5%が「ハンドドリップ」で自宅でのコーヒーを楽しむと回答。
- 60.9%がコーヒーの選択基準は「味わい/風味」と回答。
- コーヒーの消費量は増加傾向にあり、その価値は「眠気覚まし」などの効果から、「リラックス」や「趣味」といった生活の楽しみへと変化しつつあると考えられる
調査方法
対象者:10代から70代のコーヒー好き(PostCoffeeユーザー)2087名(男性740名、女性1323名、その他24名)
調査方法:Webアンケート
調査期間:2021年6月21日〜2021年7月4日
調査結果
1)1週間のコーヒー消費
Q. 1週間にコーヒーを飲む日数を教えてください
1週間のコーヒーの消費量は、「毎日」の回答が最も多く約7割を占める結果となりました。次いで、「週5日」「週6日」の回答が多く集まりました。
2)コーヒーの消費量の変化
Q. コロナ前と現在とで比較して、1週間で飲むコーヒーの量の変化を教えてください
約6割が「変わらない」と回答、また4割近くが「増えた」と回答しました。コーヒー好きの中でもさらにコーヒーを飲む量が増え、全体としてはコーヒーの消費量は増加傾向であると考えられます。
3)消費量の変化の理由
Q. コーヒーの飲む量が増えた理由・減った理由を教えてください(任意・記述回答)
【増えた】
・在宅勤務になりコーヒーを淹れる時間が作れるようになったため
・在宅勤務でオンオフの切り替えが難しくなったため、意図的にリフレッシュのためにコーヒーを淹れるようになった
・おうち時間の趣味が欲しいと思ったため
【減った】
・コロナ前は出勤時にカフェやコンビニなどでよくコーヒーを買っていたが、買わなくなったため
・在宅勤務でコーヒーを飲む量が増えすぎたため体の調子を整えるために減らした
・職場では「安いコーヒーをたくさん」だったが、「質の良いコーヒーを少量」に切り替えたため
消費量の変化の理由について、自由記述での回答で上記のような理由が多く見られました。家庭でのコーヒー消費量の増加に伴って、眠気覚ましなどの役割から、「楽しみ」や「趣味」としてコーヒーを飲む方が増えていると考えられます。
4)コーヒーを買うときの状態
Q. コーヒーはどのような状態で購入することが最も多いですか
コーヒーの購入状態に関しては、「豆のまま」と回答した人が47.6%を占め、次いで「粉」と答えた人が36.7%となりました。自宅で豆から挽いて飲む方が約半数を占める結果となりました。
5)自宅で飲むコーヒーの抽出方法
Q. 自宅で最も頻度高く飲んでいるコーヒーを教えてください
自宅でコーヒーを飲む際には、ハンドドリップでコーヒーを抽出しているユーザーが最も多く約7割を占める結果となりました。次いでコーヒーメーカーが13%、フレンチプレスが6%となりました。手軽なコーヒーメーカーやカップオンタイプよりも、自身でコーヒーを淹れる体験が求められていると考えられます。
6)コーヒー購入時の選択基準
Q. コーヒー豆(粉)を購入する際に最も重視するこだわりを教えてください
コーヒー購入時の最重要項目としては「味わい/風味」が最も多く挙げられました。
7)コロナ禍におけるコーヒースタイルの変化
Q. コロナ前と現在とで、コーヒースタイル(飲む種類、楽しみ方)にどのような変化がありましたか(任意・記述回答)
・インスタントコーヒーを飲むことが減った
・ハンドドリップに挑戦するようになった
・色々なコーヒーを試すようになった
・眠気覚ましではなく、リラックスや楽しみとしてコーヒーを飲むようになった
コロナ禍におけるコーヒースタイルの変化としては、上記のような回答が多く寄せられました。手軽さ以上に、時間をかけても楽しみとしてコーヒーを飲む人が多く見られる回答となりました。
アンケート結果から
今回のアンケートでは、自宅で過ごす時間が増える中で、コーヒーの消費量は増加傾向にあり、飲み方や楽しみ方、コーヒーの役割が変化しつつあることがわかりました。毎日の生活のお供として、コーヒーは飲み物としてだけではなく、ハンドドリップをする体験や味の違いを楽しむといった趣味の領域へと変化していると考えられます。
PostCoffeeでは今後も、飲み物としてのコーヒーだけではなく、ユーザーの豊かなコーヒーライフを支えることができるようなプロダクトを提供できるよう、尽力して参ります。